セミナー
抄録
乳癌診療において精密な薬物療法を実現するためには、がんの実情を知る必要があります。血中循環腫瘍DNA(ctDNA)は、血中で半減期が短いながらも、がんの遺伝情報を保持しており、骨転移であってもctDNAが検出できることが報告されています。ctDNAの質的な診断を行うことで、がんの時間的、空間的な不均一性を把握して最適な治療に繋げたり、量的な診断を行うことで将来、がんの再発の芽を摘む機会を得られる可能性があります。CGP検査にとどまらない、乳癌診療におけるctDNA検査の未来を考察します。
動画チャプター
0:00:00 アナウンス
0:00:52 座長御挨拶・演者御紹介
0:03:18 CGPにとどまらない、乳癌診療におけるctDNA検査の未来を考える
0:05:31 がんの実情を知る:がん遺伝子パネル検査の登場
0:14:54 ctDNAについて:基礎知識+その他
0:23:02 質的診断を考察:不均一性を捉える
0:35:22 Guardant360® CDx がん遺伝子パネルの臨床実績
0:38:18 臨床応用について
0:47:32 まとめ