ガーダントヘルスジャパン株式会社

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大規模研究GOZILA Studyにおいて「Guardant360® CDx がん遺伝子パネル」の検査に基づいて標的治療を受けた場合、約2倍の生存期間延長が認められたことがNature Medicine誌に掲載

本資料は、米国ガーダントヘルス社が2024年9月18日(米国時間)に発表したプレスリリースを日本語に抄訳し、2024年9月19日(日本時間)、ご参考として供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については、英語が優先します。本資料(英文)については、こちらをご覧ください。

 

  • GOZILA Studyに参加された約4,000名の進行消化器がん患者さんのうち、24%がリキッドバイオプシー(血液を用いてがんの遺伝子情報を調べる検査)の結果に基づいて、その方に合った標的治療を受けることができた
  • 研究結果は、リキッドバイオプシーを使ったがん治療の進歩につながり、より多くの患者さんの治療成績向上が期待される

米国カリフォルニア州パロアルト – (2024年9月18日)プレシジョン オンコロジーのリーディングカンパニーであるガーダントヘルス(Nasdaq: GH)は、GOZILA Studyにおいて、血液検体を用いたリキッドバイオプシー検査『Guardant360® CDx がん遺伝子パネル』(以下「Guardant360® CDx」)を取り入れたがんの標的治療(個別化治療)が、進行がん患者さんの生存期間の有意な延長をもたらす可能性があることを示す研究結果が、査読付き生物医学ジャーナル誌Nature Medicineに2024年9月16日付で掲載されたことを発表しました。

 

この研究は、国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:中釜 斉、東京都中央区)東病院(病院長:土井 俊彦、千葉県柏市)の吉野 孝之副院長(国立がん研究センター東病院)を中心とする研究グループが、SCRUM-Japan GOZILAプロジェクトに参加された4,037名の進行がん患者さんを対象に、リキッドバイオプシーに基づく個別化治療の影響を調査したものです。この研究では、参加者の24%が、血液検体を用いた包括的がんゲノムプロファイリング検査「Guardant360® CDx」によるがんに関連する74個の遺伝子の分析に基づき、その方に合った標的治療を受けることができました。「Guardant360® CDx」の検査に基づき標的治療を受けた患者さんは、そうではない患者さんと比べて、生存期間は約2倍長かったことが明らかになりました。
GOZILA Study共同筆頭研究者である、国立がん研究センター東病院/国際研究推進室 室長/消化管内科/トランスレーショナルリサーチ支援室 中村能章先生は、「リキッドバイオプシーは、従来の組織生検と比べて、患者さんの負担が少ない、繰り返し検査が可能である、体のさまざまな場所にあるがんの特徴を同時に調べられるという利点があります。しかしこれまで、このリキッドバイオプシーにより選択した治療が、実際に患者さんの予後の改善に役に立つのかどうかは、はっきりと示されていませんでした。GOZILA Studyは、リキッドバイオプシーに基づくがん個別化治療により、生存期間の延長効果が得られたことを、がん種横断的かつ大規模に示した初めての研究であり、今後のがん治療の進化に大きく貢献することが期待されます」と述べています。

 

リキッドバイオプシーに基づいて、患者さんの治療選択を行うことにより、従来では提供できなかった標的治療の選択を可能にしました。標的治療を受けた患者さんの予後を追跡したところ、標的治療を受けた患者さんの生存期間の中央値は18.6か月であったのに対し、そうではない患者さんは9.9か月でした。この結果は、リキッドバイオプシーを用いた個別化治療が、患者さんの生存期間を大幅に延ばす可能性があることを示しています。

 

ガーダントヘルスのチーフメディカルオフィサーであるクレイグ イーグル(Craig Eagle, M.D.)は、「GOZILA Studyの研究結果は、進行がんにおける治療選択において、当社の『Guardant360® CDx』の科学的有効性を裏付ける多くのエビデンスを示しました。これにより、さまざまながん種において、リキッドバイオプシーを用いたがんの個別化治療が、患者さんの生存期間を延ばす可能性があることが確認されたことになります」と述べています。

 

Guardant360® CDxについて
Guardant360® CDxは、米食品医薬品局(FDA)に初めて承認された、すべての進行固形がんに対するリキッドバイオプシーを用いた包括的ながんパネル検査です。がん患者さんから採血した全血検体を用いて、包括的な、ゲノム情報を7日以内に提供し、医師が患者さんに最適な個別化医療を届けることを支援しています。この検査は、74遺伝子を評価するパネルを使用し、4つの主要な変異タイプすべてにわたってガイドライン推奨の治療につながるバイオマーカーを検出します1。Guardant360® CDxは、非小細胞肺がん(NSCLC)における複数の標的治療のコンパニオン診断としてFDAに承認されています。また、ESR1変異を標的とした乳がんの治療対象となる患者さんを特定する、FDAに承認された唯一のコンパニオン診断です。

 

ガーダントヘルス社について
ガーダントヘルス社は、アメリカに本社を置くプレシジョン オンコロジーのリーディングカンパニーです。2012年の設立以来、リキッドバイオプシー(液体生検)検査から、がんの遺伝子異常を検出する独自の最先端技術、AI、リアルワールドデータを活用した高度な解析力により、がん克服に貢献することを目指しています。ガーダントの検査は、がんを早期に発見するためのスクリーニング、早期がんの再発モニタリング、進行がん患者さんの治療選択など、すべてのがんのステージ2において治療成績の向上に役立ちます。
ガーダントヘルス社の詳細はhttps://guardanthealth.com/ LinkedInX(Twitter)Facebookをご覧ください。

 

ガーダントヘルスの将来予想に関する声明
本プレスリリースは、ガーダントヘルスのリキッドバイオプシー、分析の潜在的な効用、価値、利益および利点に関する声明など、米国連邦証券法の将来予想に関する声明が含まれており、実際の結果と異なる可能性、リスクおよび不確実性が伴います。これらの声明は、現在の予想、予測に基づくもので、実際の成果および結果は、複数の要素が原因でこれらの声明とは大きく異なる可能性があります。ガーダントヘルスの財務実績および運用実績に影響を与える可能性がある実際の結果は、本プレスリリースの将来予想に関する声明とは大きく異なる可能性があります。追加的なリスクおよび不確実性は、昨年度(2023年12月31日終了年度)に関するフォーム10-K上のガーダントヘルスの年次報告において、「リスク要素」および「マネジメントによる財務状況および営業実績の議論および分析」において議論されたもの、ならびに米国証券取引委員会に届け出られたガーダントヘルスのその他の報告で議論されたものを含みます。本プレスリリースに含まれる将来予想に関する声明は、その日付においてガーダントヘルスが入手可能な情報に基づくものです。ガーダントヘルスは、法的に必要な場合を除き、ガーダントヘルスの予想の変化、または当該声明の基礎となる事象、条件もしくは状況の変化を反映するため、提供済みの将来予想に関する声明を更新する義務を否定します。本プレスリリースの日付以降のいかなる日付においても、ガーダントヘルスの見解を示すものとして、これらの将来予想に関する声明に依拠すべきではありません。

1. As a professional service, Guardant360® CDx reports 74 genes. This report has not been reviewed or approved by the U.S. FDA.
2. The complete portfolio of Guardant Health products may not be available in all regions.

 

報道関係者お問い合わせ先:
ガーダントヘルスジャパン株式会社 広報
press-japan@guardanthealth.com